今年で40回目を迎える東京玉翠会。
その中でも毎年発行される総会プログラムの「特集記事」は、総会開催を担当する歴代の学年幹事団が知恵を絞り、時に苦しみながら生み出してきた汗と涙の結晶であり、東京玉翠会のハイライトの一つです。
お土産とともに渡される総会プログラムを眺めることが毎年のお楽しみでもあったのですが、第40回総会はオンライン開催ゆえにそれも叶わず。
データで配布したり、普通にお送りするだけなのも味気ないし、どうするべきか…
私たちは散々悩んだ末、総会開催前にオンラインで「少しだけ」、お見せすることにしました。
「なんでちょっとだけなんや」「出し惜しみするんじゃない」「ケチ」とお叱りのお言葉が聞こえてきそうですが、そこは先立つ物のない第40回記念総会、背に腹は代えられず(笑)。ご購入いただくことで、少しでも総会運営費用の足しとさせていただくことに。
プログラム掲載の各特集は、歴代の先輩方が紡いできたのと同様、私たち平成9年卒幹事団の努力の結晶であり、母校を巣立ってからそれぞれの人生の軌跡を辿った記録でもあります。
その内容は、同窓の皆様にもきっと世代を超えて共感いただけるものと信じています。
オンラインでお見せできるのは一部だけですが、他の記事の内容が気になる・読んでみたい!と思っていただけた方は、ぜひ本物のプログラムをご購入(応援)いただき、お手元にてご確認いただけますと幸いです。
第1特集
『高高40のストーリー』
2023年で創立130周年を迎えようとしている長い歴史を持つ高高。
いつの世代も生徒たちは「独立自主」「至誠一貫」「雪持ち笹」の精神を忘れずに、青春を謳歌してきました。そこでの思い出(各エピソード)は皆さんの宝です。
そこで、これまでの約40年間のプログラムを振り返ったり、卒業生や現役生へインタビューしたりして、東京玉翠会第40回にちなんで40個の物語(ストーリー)にまとめました。
「昔はこんなことがあったの?」「今の高高生活の土台はあのときに作られたの?」といった世代を超えて共感できるストーリーをぜひご覧ください。
第2特集
『 がいな人 』
がいな人(びと)。直訳すると「ものすごい人」──。
第40回の玉翠会で幹事団を務める平成9年卒には、一風変わった職業に就いて活躍しているがいな人がたくさんいます。中でも「がいな度(ものすごさ)」の高い7人6組の男女にスポットを当てました。
現在の仕事の内容はもちろんのこと、私生活、高高時代の思い出などをインタビューしました。
第3特集
『 アブソルート 』
平成9年卒の作家、岡田瑳久氏が「東京玉翠会」をテーマに据えた短編小説を寄稿します。
著者より
平成9年卒の岡田瑳久と申します。この度は、第40回という東京玉翠会の記念すべき節目に、短編小説を寄稿する機会を頂戴し、大変光栄に存じます。
東京玉翠会に集うことは、過去の思い出を振り返るだけでなく、新たな一歩を踏み出す機会でもあること。それをテーマに据え、本小説の中では架空の高高卒業生──もしかすると皆様の記憶の中にいる誰かと重なるかもしれません──が、第40回東京玉翠会に向けて奔走します。
拙著ではございますが、ご一読いただけますと幸いです。
岡田氏は2010年に10万人にひとりの神経難病であるギラン・バレー症候群を発症し、約2年間の入院生活を送りました。
21年にその体験をもとにした自伝的小説「まっすぐな遠まわり」が、文芸社主催・毎日新聞社後援の文学賞において長編部門最優秀賞を受賞。商業出版されました。
第40回東京玉翠会
関連動画アーカイブ
東京玉翠会第40回記念総会の様子をはじめ、総会開催にあたって作成した動画コンテンツを公開しています。
総会当日の記録映像のほか、吹奏楽部OBのプロ奏者と現役部員とのコラボレーション演奏やバーチャル里帰りムービーなど、オンライン総会ならではの催し物をお楽しみください。